新築住宅の大切な部分

新築住宅の内覧会の時は、どうしても目に見える部分が気になりますよね。

当然ですが、建設会社さんは完成間際に見た目を綺麗に整えます。
しかし、せっかくの床に傷が・・・
せっかくのキッチンに傷が・・・
ということがありますので、私はご依頼者様のために指摘はさせていただいています。

一方、私は目に見えないところこそ大切だと思っています。

住宅を計画する時も、デザインに関する仕様であったり使い勝手など目に見える部分がクローズアップされがちですが、本当に大切なのは目では確認できにくい断熱であったり耐震というところを大切(お金をかける)にした方が良いと思っています。

もちろん、見た目が良いに越したことはありません。
ただ、どんなにいい断熱材を使っていてもいい加減な施工をされていては熱が逃げてしまします。
見えない部分で手を抜かれて、後からトラブルになっているケースも知っています。

実に、新築選びは結婚相手選びみたいですね(笑)

ほとんどの方は、完成してから現場が気になることが多いかと思いますが、実は建物を作っていく過程が大切です。

工事途中で指摘をすれば手直しすることも可能ですが、既に施工されてしまった壁の中を見ることは容易ではありません。

断熱材の施工不良はサーモグラフィで何となくわかることもありますが、断定はできないですし、やり替えることも困難です。
目に見える部分は補修しやすかったりしますが、目に見えない部分は後では難しいことは言うまでもありません。

建売住宅ならば、工事中に見学することは難しいので完成時しか検査ができませんが、だからこそしっかりと床下と屋根裏を見ておくことをお勧めしています。

やはり、私の経験から言えることは床下や屋根裏の目には見えにくい部分の指摘事項が多い傾向にあります。

新築でインスペクションをするニーズはまだまだ低いですし認知度も低いです。
中には新築だから大丈夫だろうと思っている方もおられるかと思います。

車にしてもパソコンにしてもテレビにしても、工業製品は新品で欠陥があることはほとんどありません。
その安心感が住宅にもあるのではないでしょうか?

住宅は工業製品で作れていますが、住宅自体は工業製品ではありません。

欠陥を起こさないためには、職人さんの高い意識も必要ですが、職人さんの仕事をしっかり管理する監督さんが必要だと思っています。

家は工業製品ように厳しいチェックを通過しているとは限らない

と考えていただけたらと思います。

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