内覧会で指摘事項の多い物件の特徴
新築住宅を多く見てきて、指摘が多い物件と指摘が少ない物件に分かれます。
その違いについてお伝えしたいと思うので、現在建築中の方は特にチェックしてみてください。
完成した内覧会に同行するというと建物が完全に完成していると思うかもしれませんが、現場によっては工事が残っている場合が多いです。
例えば、
・これからクリーニングに入る。
・外構工事が完成していない。
・玄関ポーチの床タイルが貼られていない。
が特に多いです。
ちなみに、ガスについては契約が済んでいないと開栓されないためある意味仕方ないと思います。
残工事があるとその部分については検査できないと事前にご説明させていただきますが、私が感じるのはそこではないのです。
内覧会の日程は、お客様の都合もありますが施工業者がおおよその日程を決めるものです。
施工者がいついつまでに完成します。ということで内覧会の日程が決められるかと思いますが、それが完璧にできていないというのは言葉に対する実行性がないというところです。
私が感じることはそれだけではありません。
外構工事、玄関ポーチが出来なかったことは百歩譲って仕方なかったとしましょう。
ただ、そういう現場に限って玄関タイルを貼ったばかりなのに泥だらけだったりします・・・
後でクリーニングが入るからという考えがあるのかもしれませんが、せめて養生をしてほしいと感じることがあります。
玄関の綺麗さはその家の幸せにも関わると思っているので私は気になる部分です。
また、工事現場は清掃と整理整頓が大切だと言われます。
まさにその通りだと思いますし、現場がきれいな家は仕上がりも良いと思います。
また、建物が完成したらまずは自社でチェックし、是正してからお客様に見てもらうことが本来の流れですが、自社チェックも是正工事もしておらずお客様の指摘と同時という施工業者もおられます。
完成したので内覧会で観てくださいという日であるのに、
工事が残っている。
完璧に仕上がっていない。
クリーニングはこれから。
完璧に仕上がっていない。
自社チェックもしていない。
というのは心のスキが現場に現れているように思います。
やはり、こういう現場は指摘も多いように感じます。
新築の検査を検討されている方は、今までの現場や現場監督さんがどうであったらチェックしてみてください。
・打合せしたことが守られていなかった
・打合せしたことと違うものが施工されていた
・約束が守られなかったことがある
・現場がきれいではないような気がする
これらに心あたりのあるような現場は、完成時にも何かと不備があるかもしれません。
私の経験から指摘事項の少ない物件は、これらのことがしっかり実行されていて、現場を案内する方もしっかりしている印象があります。
最後に内覧会時の検査を希望している方は日程を調整される際に下記のことを現場監督さんに確認しておくと良いと思います。
・外構工事も終わりますか?
・玄関ポーチのタイルは貼られている状態ですか?
・クリーニングを含めた残工事は無いですか?
・水道と電気は使えますか?
を施工業者に確認されるといいと思います。